- 会社設立後にやらないといけない手続きと流れが分かる
- 事業開始に向けて最低限必要な土台が整えられる。
この記事では直近7年で2社起業経験のある執筆者が、失敗しない起業の始め方・やり方をすべて無料公開します!
会社設立後にやることの全体像を理解しよう!
会社設立は法人登記で終わりではありません。事業開始までにやることがあります。
そこで今回の記事では会社設立後に行う手続きと業務の流れを学びます。事業開始に向けて1つずつ対応しましょう。
結論から言うと法人口座はメガバンクとネット銀行の“2個持ち” が理想的です。
各WEBサイトを確認し、申込み手続きを行いましょう。
利用用途別のオススメは下記です。
- 【信頼性を重視したい】対取引先など信用面を重視する方は『メガバンク』がおすすめ
- 【コストを削減したい】振込手数料が安い『ネット銀行』がおすすめ
- 【融資を借りたい】借入をする場合は事業者側の味方になってくれやすい『地方銀行』がおすすめ
こちらの記事ではより詳しく法人口座の選び方について解説しています!
最近では、設立直後の社会的信用が低い会社でも、作成できる法人カードが増えてきました。 カード発行の審査では、「会社」と「個人」の財務状況や返済能力を見られます。 設立直後の会社は、実績がなく、審査の判断材料が少ないため、代表者個人の信用が重要視されます。
こちらの記事ではより詳しく法人カードの選び方について解説しています!
役員報酬の決め方は、経営方針によって考え方が変わる為、正解はありませんが、 設立1年目は、財政面が不安定な時期なので『生活に支障がない最低限の報酬設定』がおすすめです。
また役員報酬の特徴は、設立後3ヶ月以内までに決めた金額を毎月固定で支払う点にあります。
挨拶状とは、会社の上司や同僚・親族・知人に対して、会社設立したことを伝える “はがき” のことを指します。 「お世話になったことへの感謝」や「変わらぬお付き合いをお願いする」文章を書くのが一般的です。
また、挨拶状は営業ツールにもなります。お客さんになりそうな人に広く送付しましょう。 飲食店をオープンする場合は、お世話になった方にオープニングセレモニーに招待するなどの工夫ができます。
①法人用銀行口座を作ろう!
この章では、会社用の銀行口座を作る上で必要なことを学びます。 営業先や金融機関との取引で法人口座は必要となってきます。 口座開設のポイントを一緒に学んでいきましょう。
法人口座の選び方
法創業まもない会社の多くは売上が立っていないケースが多いです。取引先も実績も少ないため、信用力を見るメガバンクの審査は難航しがちな傾向にあります。そのためタチアゲでは、1つ目の法人口座に審査が比較的ゆるい「ネットバンク」を先に開設することをおすすめします!その後同時並行で審査の期間が長い、メガバンクの手続きを進める方向がオススメです。
利用用途別のオススメは下記です。
- 【信頼性を重視したい】対取引先など信用面を重視する方は『メガバンク』がおすすめ
- 【コストを削減したい】振込手数料が安い『ネット銀行』がおすすめ
- 【融資を借りたい】借入をする場合は事業者側の味方になってくれやすい『地方銀行』がおすすめ
ネットバンクを開設予定の方はGMOあおぞらネット銀行か住信SBIネット銀行を選んでおけば間違いないです!振込手数料は業界で最も安く、審査もオンライン上で完結できます。
住信SBIネット銀行
他行口座への振込手数料が145円と業界最安値の水準。また口座開設の手続きがスマホからでき、審査に必要な書類提出も代表者の免許書のみで進められるので創業期に1つ持っておきたい銀行口座です。
面談時に必要な書類
どこの法人口座にするか決めたら、次は必要書類を揃えましょう。 各金融機関により、必要となる書類が異なる為、WEBサイトを必ずチェックしましょう。
3.審査を通りやすくするコツ
審査を通りやすくするコツは “会社名の入った書類を可能な限り用意する” ことです。 取引先との書類があると「会社としてきちんと活動を行っているんだな」と客観的に評価されます。 書類が無い場合より、信頼される評価を得やすいため、審査に通りやすくなるのです。
担当者との面談までに準備しておくこと
法人口座を開設する際には、銀行担当者と対面で面談を行います。 面談は、銀行側が「取引先として選んで大丈夫な相手なのか?」を確認するために行われます。 面談までに事業内容を話せるよう準備しておきましょう。また下記の項目についても事前にチェックしておきましょう。
法人口座開設が断られる理由
銀行側は『信頼性できる企業かどうか』を重要視しています。事業目的がわかるように、ホームページを用意できたらベストです。
最近では、無料で簡単にホームページを作れる制作ツールがあるので、調べてみると良いでしょう。
②法人のクレジットカードを作ろう!
この章では、会社用のクレジットカードを作る上で必要なことを学びます。 「節税対策」や「支出管理」の面で、便利なメリットがあります。 クレジットカード作成のポイントを一緒に学んでいきましょう。
法人用クレジットカードを作るメリット
法人用クレジットカードを作る主なメリットは「経費申請が楽になること」です。事業で発生する様々な支払いを法人カードに1本化すると経理業務の負担を減らせる点にあります。 ※法人クレジットカードは、実は個人事業主の方でも申し込むことができます。
2.法人カードは3つのポイントで選ぼう!
一般的に、「8割の法人カードは起業直後の会社は審査に通らない」と言われています。カード会社側で考えてみると「起業直後の会社に法人カードを発行して、カード利用額を1ヶ月~2ヵ月立て替える」ということは、非常に貸し倒れリスクが高いことだからです。
法人カードは年会費が高いほどサービスが充実する傾向がありますが、起業1年目では満足に付帯サービスを受けれないため、「年会費無料が望ましいです。最低でも年会費2,000円以内の法人カードを選びましょう。
法人カードの利用枠は、カード会社や法人カードのランクによって異なります。法人カードに申し込む前に毎月の利用金額をシミュレーションして、自分の会社にとって必要な利用枠のある法人カードを選ぶことがおすすめです。
おすすめカード
会社設立直後の場合、審査対象になるのは、『代表者の信用情報』が中心となります。 過去に支払い遅延や債務整理をしたなど、経歴に問題がなければ、審査に通過できる可能性は高いです。 審査の通りやすさと年会費に対してのポイント還元率が判断基準です。
下記の記事は、会社設立直後におすすめのカードを解説した記事です。参考にしてください。
③役員報酬を決めよう!
この章では「役員報酬を決める上で大切なポイント」を学びます。 売上の見通しが立ちづらい設立直後に、自分自身で役員報酬を決めるのは難しいかもしれません。 1つずつ学びながら、判断材料の参考にして下さい。
役員報酬のルールと注意点
役員報酬を決める際は「税務上のルールを守る」必要があります。 ※税務署に届出を提出する必要はありません。
- 役員報酬の金額は、定款または株主総会の決議で定めなければいけない。(議事録のメモを残しておけばOK)
- 毎月同額でなければいけない
- 設立から『3ヶ月以内』に役員報酬を決定しなければいけない 支払い方法は下図のように3つありますが、設立1年目は「①」の定額同額給与だけ理解しておけば問題ありません。
役員報酬の変更方法
役員報酬は、税務上厳しく規定されており、報酬額を理由なく変更することはできません。 下図を参考に、役員報酬額を変更できる3つのタイミングを確認しましょう。
役員報酬を決めるポイント
「役員報酬のせいで、会社のお金が無くなってしまった…」こんな最悪の事態は絶対に避けなければなりません。 そのためにも、まずは「1年間で想定できる”売上金額”の算出」をすることが重要です。 売上金額を踏まえ「下図の役員報酬を決めるポイントを参考」に金額を決めましょう。
④お世話になった方へ挨拶状を送ろう!
この章では「挨拶状を送る際に意識すべきポイント」を学びます。 挨拶状は創業初期の会社にとって『有効的な営業ツール』となり得ます。 アピールチャンスを逃さないようにしましょう。
挨拶状とは
挨拶状とは「会社の上司や同僚・親族・知人に対して、会社設立したことを伝える “はがき”」 のことを指します。 「お世話になったことへの感謝」や「変わらぬお付き合いをお願いする」文章を書くのが一般的です。 その他では「事業内容・開業日・住所・電話番号・会社名」も明記します。
感謝の気持ちを伝える場として、宴席を設け、招待状代わりにしている方も見受けられます。
イメージが湧くようにタチアゲの運営会社で送ったものを貼っておきます。
挨拶状のマナー
挨拶状にはマナーがあります。下記3点のポイントを意識し作成しましょう。
挨拶状を出すタイミング
挨拶状には「送るのに適したタイミング」があります。 早すぎては、相手の印象に残りにくく、遅すぎる場合は相手に対して失礼になります。 下図は「挨拶状を相手に送る一般的なタイミング」です。
知人が会社設立した場合のお祝いは?
知人が会社設立する場合は強制ではありませんが「開業祝いとしてギフト」を送りましょう。 贈られるギフトには、会社にまつわる備品からプライベートで使えるものまで様々あります。 ただし “赤字” を連想させる『火器類・灰皿・赤いものなど』は避けましょう。
下記は会社設立におすすめのギフトです。