法人携帯の導入は必要?メリット・デメリットとコストを押さえるポイントを解説

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この記事でわかること 
  1. 法人携帯を導入するメリット・デメリットが分かる
  2. 法人携帯契約時の手続きの流れと必要な書類が分かる。
青木
青木

本記事では、これから起業を考えている方や創業初期の方向けに法人携帯の選び方について解説します。法人携帯を導入する際にご参考にしてください。

法人携帯とは

法人携帯とは、株式会社・有限会社・各種団体などが、法人名義で契約する携帯電話のことを指します。社用携帯や会社携帯と言うこともあります。

法人契約の携帯は複数回線の契約となるため、回線数が多くなるほど、よりお得な法人向けプランが用意されていることが特徴です。

個人携帯で仕事に活用する場合は、使用した割合を導き出すのが複雑なため、経費精算が煩雑になりがちです。

一方、法人携帯では基本的には仕事でしか使用できないため、プライベートと切り分けて考える必要がなく、経費精算の際は全額を計上するだけで済むので業務効率化に繋がるメリットがあります。

さらに、セキュリティに特化したプランが多く、安全な環境を構築できる特徴があります。

法人携帯を導入するメリット

法人携帯はコストやセキュリティなどのメリットがあります。1台からでも導入でもするメリットがあります。

ここでは導入するメリット・デメリットを解説します。

①通信コストを削減できる

法人携帯を導入する1つ目のメリットは、通信コストを削減できる点です。

法人携帯には、個人契約にはない法人限定の格安プランがあります。

50~80%ほどのコスト削減が可能なので、個人向けと比べお得な料金で利用が可能です。

例えば、グループ間通話や社内利用での通話が無料になるなどプランやビジネス通話向けの割引を適用できるケースが多くあります。

そのため会社の固定電話を使用する場合と比べて大幅な通信コストの削減が期待できます。

②セキュリティを強化できる

法人携帯を導入する2つ目のメリットは、セキュリティを強化ができる点です。

社用携帯は社内データや顧客情報を扱うため、常にセキュリティに気をつける必要があります。私用携帯を業務利用する場合、重大なセキュリティ事故につながる可能性が高くなるためです。例えばメールの誤送信や個人携帯の紛失、顧客情報や社内資料の情報漏えいのリスクが考えられます。

一方、法人契約であれば、セキュリティを強化するためのオプション契約や、端末を遠隔管理できるサービスなど、セキュリティー強化に役立つオプションを追加できます。そのため、業務情報の漏えいなどに対策をしやすくなります。さらに、法人契約ではMDM(モバイルデバイス管理サービス)が利用でき、デバイス設定の一元管理や盗難・紛失時の対策も整っています。

 青木
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個人情報の漏洩・流出は、刑事上の罰則だけでなく、会社の社会的信用やイメージ低下に繋がるため、リスクを回避のためにも私用携帯と使い分けすることをおすすめします。

③経理業務を簡略化できる

法人携帯を導入する3つ目のメリットは、経理業務を簡略化できる点です。

法人携帯であれば、請求をそのまま経費として落とせて、経理業務が楽になります。個人携帯でも、ビジネス利用分に関しては経費として落とすことは可能ですが、プライベートで利用したものと分けて管理するのは非常に煩雑になります。

法人携帯であれば請求明細をそのまま経費として落とせるため、経理業務を簡略化することに繋がります。

④端末の一括管理ができる

法人携帯を導入する4つ目のメリットは、端末の一括管理ができる点です。

法人携帯は、会社の規模に応じて数十台から数百台に達するケースがあります。通常の携帯であれば、1台ごとに設定をするなど、管理に大幅な手間がかかってしまいます。法人携帯の場合、複数台を一括管理することで業務効率化につながるのがメリットです。また端末の一括管理ができると、社員の行動や履歴を簡単に確認できますので、将来台数を増やす際に一括で管理できるようになるため安心です。

法人携帯を導入するデメリット

次に法人携帯を導入する上でのデメリットをご紹介します。

①通信費用が全て会社負担

まず1つ目のデメリットとしては、通信費用がすべて会社負担になることが挙げられます。

当然ではありますが、法人携帯を契約することで、基本料金や通信費など毎月ランニングコストが発生します。個人向けの契約と比較すると安くはなりますが、会社として負担する費用は増えるため、コスト面でデメリットを感じ方は多いです。

さらに、導入時には法人契約の手数料や端末購入費など、初期費用が必要です。

②個人携帯と2台持ちで社員への負担がかかる

法人携帯を導入する2つ目のデメリットは、個人携帯と2台持ちしなければならない点も挙げられます。

 青木
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MMD研究所の「2022年法人向け携帯電話の利用実態調査」によりますと、社用携帯電話利用者23.5%の方が「個人利用の携帯と法人携帯2台の端末を持ち歩くのが面倒」と回答。会社で利用する携帯電話に対する不満点の第1位という結果になりました

携帯電話を2台持つことは外出時の持ち物が増えるだけでなく、仕事の時間外に着信するなど、社員に負担をかける可能性が高いです。

③私的利用によるコスト増加のリスクがある

法人携帯を導入する3つ目のデメリットは、私的利用によるコスト増加のリスクがあることも挙げられます。

法人携帯は、業務利用を目的として導入するため、社員がプライベートな目的で端末を利用しないよう管理が必要です。契約している携帯電話が従量制プランの場合、社員が私的利用すると不要なコストを会社側で負担することになります。したがって、法人携帯の私的利用を防ぐには、社内で端末利用の運用ルールを決めることが大切です。利用状況を一元管理するシステム(MDM)を導入することも検討するといいでしょう。

法人携帯のコストを抑えるポイント

①端末を安く購入する

法人携帯は複数台を契約することが多いため、一台ごとの端末を安く購入する努力をするだけでもかなりコストを抑えられます。

端末を安く購入する方法
  1. 法人向けの販売店で購入する
  2. 法人専用端末を選ぶ
  3. 中古品店で端末を購入する

②複数のプランを比較する

契約プランを選ぶ際には、複数会社から見積りを取って比較することがベターです。料金プランはどの携帯会社も同じように見えるかもしれませんが、キャリアによって適用される割引や特典が異なります。

各社の相場を知ることでその後の交渉にも有利になるため、値引きに応じてもらえる可能性も高くなります。

③代理店業者で契約する

一般的には代理店手数料が発生する分だけ、代理店の方が高くなると思われがちですが、携帯業界の場合はその限りではありません。基本的には料金プランを一般公開し、直営店も代理店も同じプランで競い合っているためです。

法人プランについては多角的に情報収集し比較検討しなくてはなりませんが、直営店では自社プランの案内のみになるため、その情報収集をあなた自身で行う必要があります。代理店の場合は他社比較や比較表の作成などを代理店の営業マンが行ってくれるため、情報収集の手間を減らすことができます。

加えて契約前の価格交渉から、契約後のアフターフォローなども手厚く、レスポンスが良い点も代理店で契約する大きなメリットです。以上の観点から、代理店に問い合わせをする企業が増えてきています。

代理店直営店
価格交渉しやすいしにくい
サービス比較代理店がサポート自身で行う

法人契約の手続きの流れ

法人携帯を契約するには、法人向けサービスを取り扱うキャリアショップまたは専門業者へ問い合わせを行います。

法人携帯を導入する流れは、以下のとおりです。

法人契約の流れ

法人携帯を導入する流れ
  1. 法人向けサービスを取り扱うキャリアショップまたは専門業者へ問い合わせ
  2. 店頭または自社オフィスで契約内容を相談
  3. 契約内容をもとに提案や見積もり
  4. 端末の発送・納品
  5. 法人携帯の利用開始

キャリアショップまたは専門販売店へ問い合わせ

店頭または自社オフィスで契約内容を相談
料金プランの提案と口頭での金額提示
契約決定後に審査(通常は1日以内に完了)
オフィスなどお客様の元へ訪問し書類作成
端末やSIMの準備が完了したら発送・納品
法人携帯の利用開始

契約時に必要な提出書類

法人携帯の契約に必要な書類は、法人と個人事業主で異なります。

ここでは法人契約の必要書類を、法人の場合と個人事業主の場合に分けて解説します。

法人契約の必要書類

法人契約の必要書類は以下のとおりです。

  1. 法人に関する確認書類
  2. 担当者の本人確認書類
  3. 担当者の在籍確認書類
  4. 支払いに必要なもの
法人に関する確認書類

登記簿謄本・現在(履歴)事項証明書・印鑑登録証明書のいずれかで、発行から3ヶ月以内の原本が必要です。

担当者の本人確認書類

担当者の運転免許証・保険証・マイナンバーカードなど1点を用意します。

担当者の在籍確認書類

社員証・名刺など、担当者と法人の関係が分かるものが必要です。

支払いに必要なもの

銀行口座番号・金融機関届出印・キャッシュカードまたはクレジットカード情報が必要です。

個人契約の必要書類

個人事業主の場合に必要となる書類は以下のとおりです。

  1. 個人に関する確認書類
  2. 青色申告書の控え
  3. 営業所の住所確認書類
  4. 支払いに必要なもの
個人に関する確認書類

納税申告書・開業届証明書・印鑑登録証明書のいずれかで、発行から3ヶ月以内の原本が必要です。

青色申告書の控え

確定申告時に、住所を書いた返信封筒を同封することで税務署から送付されます。
青色申告書の控えは、「みなし法人」を証明するために必要です。

営業所の住所確認書類

税金の納税証明書や公共料金の領収書など、営業所として拠点を置いている自宅やオフィスなどの住所が記載されているものを用意します。

支払いに必要なもの

銀行口座番号・金融機関届出印・キャッシュカードまたはクレジットカード情報が必要です。

法人携帯のおすすめの専門業者をご紹介

最後に、法人携帯をお得に契約できるおすすめの代理店をご紹介いたします!

個人がキャリアショップで契約する場合はコンシューマー向けのプランを法人名義で契約することになり、複数台契約するケースでも安くはなりません。

法人限定の格安プランで契約するには、キャリアショップではなく「法人携帯の専門業者」で契約する必要があります。

ここでは特におすすめの代理店業者をご紹介します。

法人携帯ドットコムがおすすめ!

法人携帯ドットコム

取引者数40万社の実績のある代理店。ソフトバンクでの法人携帯導入を検討している方におすすめ

0円で始めれる法人携帯・初期費用=全額負担=【法人携帯ドットコム】

法人携帯ドットコムは法人専用の激安携帯電話です。取扱可能なキャリアはソフトバンクのみになります。 最短1日で納品可能な点が一番の強みです。

大体の代理店は審査などを含めると約1ヶ月かかります。緊急で法人スマホがほしいという方にはもってこいのサービスです。

料金画像

まとめ

今回の記事では、法人携帯のおすすめプランから、法人携帯を契約するうえ押さえておきたいポイント、契約に必要な手続きと流れについて解説いたしました。

法人携帯は、1台から台数の上限なしに契約可能です。
法人として認められていない個人事業主でも、「みなし法人」として証明されることで、1台から法人契約することが可能です。

法人携帯を導入するメリットは、法人向けの格安プランがあり通信コストを大幅に削減できる点やセキュリティ強化できる点。端末の一括管理により業務効率化できる点がありました。

デメリットは、通信費用が会社負担になってしまう点と、従業員が個人携帯と社用携帯の2台持ちしなければならない点や、私的利用によるコストが増加するリスクがありました。

1台から導入する場合でもメリットはありますが、デメリットも把握して導入検討しましょう。