この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
PayPay銀行は、スマホ決済サービス「PayPay」で有名なZホールディングスグループのネット銀行です。近年、法人口座開設数も増加しており、注目を集めています。しかし、ネット銀行ならではのメリット・デメリットや、実際の評判、気になる審査基準など、知っておきたい情報はたくさんありますよね。
この記事では、PayPay銀行の法人口座の実態について、メリット・デメリットだけでなく、利用者のリアルな口コミや評判、審査基準、他行との比較まで、あらゆる角度から具体的にお伝えします。
実際に5年以上住信SBIネット銀行を利用している筆者が、おすすめするネット銀行は以下の2社です。
【第1位】 | 【第2位】 | |
---|---|---|
【1位】 GMOあおぞらネット銀行 | 【2位】 住信SBIネット銀行 | |
評価 | ||
特徴 | 振込手数料は業界最安値水準。創業期における最有力の法人口座 | コスト面がかなりの高評価!資金需要にも強いのが魅力 |
振込手数料(他行あて) | 3万円未満:145円 3万円以上:145円 | 3万円未満:145円 3万円以上:145 |
信用力 | ||
口座開設期間 | ||
必要書類 | ・代表者の本人確認書類、事業内容が確認 | コスト面がかなりの高評価!資口座開設申込書、代表者の本人確認書金需要にも強いのが魅力 |
公式サイト | 公式HP | 公式HP |
まずは、PayPay銀行の法人口座の評判について、メリット・デメリット、そして、実際の利用者の口コミを分析しながら、その実態に迫っていきましょう。
PayPay銀行法人口座の3つのメリット
PayPay銀行の法人口座には多くのメリットがあります。ここでは3つご紹介します。
メリット①:手数料の安さ
PayPay銀行の法人口座の最大のメリットは、なんといっても「手数料の安さ」です。
特に、振込手数料は、ビジネスの規模に関わらず、大きな負担となりますよね。
PayPay銀行なら、他行宛の振込手数料が3万円未満で160円、3万円以上でも220円と、メガバンクと比べて圧倒的に低コスト!
【振込手数料比較表】
銀行名 | 3万円未満 | 3万円以上 |
---|---|---|
PayPay銀行 | 160円 | 220円 |
三菱UFJ銀行 | 440円 | 660円 |
みずほ銀行 | 490円 | 660円 |
三井住友銀行 | 440円 | 660円 |
この表を見ても分かるように、PayPay銀行の振込手数料は、メガバンクの約3分の1です。頻繁に振込を行う企業にとっては、年間で数十万円ものコスト削減になる可能性もあります。
また、「口座維持手数料」も無料なので、ランニングコストを抑えたい企業にも最適です。
メリット②:24時間365日いつでもどこでもスマホで取引可能
PayPay銀行は、ネット銀行ならではの利便性の高さが魅力です。インターネットバンキングはもちろん、スマホアプリも充実しており、いつでもどこでも、簡単に口座管理や取引を行うことができます。
- 残高照会
- 入出金明細の確認
- 振込・振替
- 定期預金の預入・解約
- 各種手続き
これらの操作が、スマホ一つで完結!わざわざ銀行の窓口やATMに行く手間が省けるので、忙しい経営者や個人事業主にとって、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット③:PayPayとの連携で資金移動がスムーズ!
PayPay銀行の法人口座は、スマホ決済サービス「PayPay」との連携が大きな強みです。PayPay残高を法人口座にチャージしたり、法人口座からPayPay残高にチャージしたりすることができるので、資金移動が非常にスムーズになります。
例えば、PayPayで受け取った売上金を、すぐに事業用資金として活用したい場合に便利です。また、PayPay加盟店で、法人口座から直接支払いができるのも魅力的な点です。経費精算の手間を省き、会計処理を効率化できます。
最短3日~10日でWeb完結
PayPay銀行 法人口座の2つのデメリット
メリットの多いPayPay銀行の法人口座ですが、デメリットも存在します。事前に理解しておくことで、導入後のトラブルや後悔を防ぎましょう。
デメリット①:実店舗がないため対面での相談は不可
PayPay銀行は、店舗を持たないネット銀行です。そのため、対面での相談や手続きを行うことができません。
わからないことや困ったことがあっても、電話やメールでの対応となるため、対面でのコミュニケーションを重視する方にとっては、デメリットに感じるかもしれません。
対面でのサービスを求める方は、支店に窓口があるメガバンクか地方銀行などを検討しましょう。下記記事で解説してます。
デメリット②:一部の税金・社会保険料の支払いには対応していない
PayPay銀行の法人口座は、2024年4月から、法人税や社会保険料の口座振替に対応しましたが、全ての税金・社会保険料に対応しているわけではありません。
例えば、消費税や地方税などの支払いは、他の金融機関を利用する必要があります。
社会保険の引き落としにも対応させたい場合はGMOあおぞらネット銀行の開設がおすすめです。下記の記事で解説しています。
PayPay銀行法人口座の口コミ・評判
実際にPayPay銀行の法人口座を利用している方の口コミ・評判を、良い口コミと悪い口コミに分けてご紹介します。
良い口コミ
- 法人口座は、PayPay銀行オススメですよ!法人立ち上げの初期のタイミングで、法人口座作れました。あと、地域の信金とかは意外と作り易いかもです。【X(Twitter)】
- 行政書士法人を作って初めて申し込んだ法人口座があおぞらネット銀行でした。華麗に審査落ちました。 次に申し込んだのがPayPay銀行でした。無事に審査を通過しました。そこから行政書士法人FANFAREはスタートしました。 てことで、あおぞらネット銀行さん、ごめんなさいね。【X(Twitter)】
- PayPay銀行の法人口座、1週間で終わった。請求書書き始めなきゃいけないタイミングだからマジ助かった PayPay銀行、貴重なpay-easy使えるネットバンクだから、最優先で欲しかった 【X(Twitter)】
悪い口コミ
- Paypay銀行の法人口座が口座振替系の処理に対応してくれることを望む。法人口座で、メガバンクを使う理由は、 1.借り入れの時の信用貯めとく 2.一部できない処理がある くらいの理由しかないと思うし、使いにくいので、ネットバンクで全ての処理を自動化し、生産性を高めておきたい!【X(Twitter)】
- かつて自分が「ジャパンネット銀行」を選んだのは、名前が良かったから、という理由もかなりあります。だからこそ、請求書に「PayPay銀行」なんて書くのは割とつらいなと。中の人には、「だったら文句言う前に銀行変えたら?」と言われるかもしれませんが。【X(Twitter)】
良い口コミ
同じネット銀行の、あおぞらネット銀行や住信SBIネット銀行で審査落ちした声がある中で、PayPay銀行は受かったという声が多く散見されました。
法人口座のカード型のトークンおしゃれですね
悪い口コミ
取引先からの見え方が気になる声も一部ありました。
上述した「PayPay銀行 法人口座の3つのデメリット」でも記載しましたが、社会保険やその他税金の支払いに対応してほしいという意見もありました。
最短3日~10日でWeb完結
PayPay銀行法人口座の審査は厳しい?
法人口座を開設する際には、必ず金融機関の審査があります。特に、ネット銀行は、実店舗を持たないため、審査が厳しいと言われることも。
結論としては、PayPay銀行の法人口座審査は、他のネット銀行と比較しても、比較的厳しい傾向にあります。これは、PayPay銀行が、マネーロンダリング(資金洗浄)対策や不正利用防止のため、審査基準を厳格化しているためです。
しかし、しっかりと準備をすれば、審査に通ることは十分可能です。次の章では、審査に通るためのポイントを詳しく解説していきます。
審査ポイント①:事業の実態を明確に示す
PayPay銀行は、実店舗を持たないネット銀行のため、提出書類の内容だけで事業の実態を判断します。そのため、「本当に事業を行っているのか?」「事業として継続できる見込みがあるのか?」といった点を明確に示す必要があります。
具体的には、下記のような書類を準備しておきましょう。
- 事業計画書の内容
- ホームページやパンフレットなどの事業内容を示す資料
- 事務所の賃貸契約書
- 取引先との契約書
- 売上実績
- 代表者の信用情報
審査ポイント②:信用情報を良好に保つ
金融機関の審査では、必ず「信用情報」がチェックされます。過去にクレジットカードやローンの延滞、債務整理などの履歴があると、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。日頃から信用情報に気を配り、良好な状態を保つように心がけましょう。
信用情報機関に開示請求することで、自分の信用情報を確認することができます。
審査ポイント③:提出書類に不備がないように注意
審査に必要な書類を提出する際は、記入漏れや誤字脱字がないか、しっかりと確認しましょう。提出書類に不備があると、審査が遅れたり、最悪の場合、審査落ちしてしまう可能性もあります。
審査落ちするケース
PayPay銀行の法人口座の審査に落ちてしまうケースとしては、下記のようなものが挙げられます。
- 事業の実態が不明瞭
- 事業計画書の内容が不十分
- 売上実績が乏しい
- 代表者の信用情報に問題がある
- 反社会的勢力との関わりが疑われる
- 資金洗浄に関わる疑いがある
審査通過率を上げるためのポイント
- 事業計画書は具体的に作成する
- 事業内容を示す資料を充実させる
- 信用情報に傷をつけない
- 反社会的勢力との関わりがないことを明確に示す
PayPay銀行法人口座の開設方法
PayPay銀行の法人口座は、全ての手続きをオンラインで完結できるのが大きな魅力です。ここでは、口座開設の手順をステップバイステップで解説していきます。
法人口座開設ページへアクセス
まずは、PayPay銀行の公式サイトから、「法人口座開設」ページにアクセスします。
質問に回答する
会社の状況により、必要書類と提出方法が異なるため、質問に回答していきます。
本人確認書類をアップロード
本人確認書類として、運転免許証やマイナンバーカードなどの画像をアップロードします。
必要事項を入力しお申し込み
口座開設に必要な情報を入力していきます。
- 法人名
- 代表者名
- 住所
- 電話番号
- ホームページ
- 事業内容
- 資本金
- 従業員数
- 決算月
- その他
審査結果を待つ
入力内容と本人確認書類の審査が行われます。審査にかかる時間は、通常数日~1週間程度です。
口座開設完了
審査に通れば、口座開設が完了です。キャッシュカードとインターネットバンキングのログイン情報が郵送されます。
届いたらインターネットから必ず初期設定をしましょう。この初期設定を行わないとATMからの出入金などが行えませんのでご注意下さい。
最短3日~10日でWeb完結
PayPay銀行 法人口座の活用方法
PayPay銀行の法人口座には、ビジネスを効率化し、成長を加速させるための便利な機能が充実しています。ここでは、その中でも特に役立つ機能をピックアップしてご紹介します。
便利な機能①:経費精算を効率化する「PayPayカード」
PayPay銀行が発行する法人カード「PayPayカード」は、事業用口座と連携し、経費精算を効率化できます。PayPayカードで支払った経費は、自動的に事業用口座から引き落とされるため、領収書の整理や経費精算の手間を大幅に削減できます。
また、PayPayカードの利用でPayPayポイントも貯まるので、お得に経費管理ができます。
便利な機能②:残高不足を解消する「ビジネスローン」
PayPay銀行の「ビジネスローン」は、事業用口座の残高が不足した場合に、自動的に融資を実行してくれる便利な機能です。事業資金であれば資金使途は自由です。
急な支払いが発生した場合でも、資金繰りの心配をせずに済みます。ただし、ビジネスローンを利用するには、事前に審査に通る必要があり、利用限度額も設定されます。
よくある質問
Q1. PayPay銀行の法人口座の審査は厳しいですか?
A. 事業の実態をしっかりと示せるかが重要です。
事業計画書やホームページ、取引先との契約書など、事業内容を証明できる資料を充実させましょう。
Q2. PayPay銀行の法人口座は、個人事業主でも開設できますか?
A. はい、個人事業主でも開設できます。
ただし、個人事業の開業届出書(開業届)または確定申告書の控えなど、事業内容を証明できる書類が必要です。
個人事業主でPayPay銀行を解説する方に向けて、下記記事で解説しています。
PayPay銀行が個人事業主におすすめな理由|メリット・デメリット、他行との比較まで徹底解説!Q3. PayPay銀行の法人口座は、解約手数料はかかりますか?
A. いいえ、解約手数料は無料です。
ただし、口座解約時に残高がある場合は、他の金融機関への振込手数料がかかります。
まとめ|PayPay銀行の法人口座は、手数料の安さと利便性で中小企業におすすめ!
本記事では、PayPay銀行の法人口座について、その評判、メリット・デメリット、審査基準、開設方法、活用方法などを詳しく解説してきました。
PayPay銀行の法人口座は、振込手数料の安さやスマホで完結する利便性、PayPayとのスムーズな連携など、多くのメリットがあります。一方で、実店舗がないことや法人向け融資がないこと、一部の税金・社会保険料の支払いには対応していないことなどのデメリットも存在します。
総合的に判断すると、PayPay銀行の法人口座は、手数料の安さと利便性を重視する中小企業や創業期の法人経営者におすすめと言えます。
ぜひ、この記事を参考に、PayPay銀行の法人口座の開設を検討してみてください。
最短3日~10日でWeb完結