学生起業をするには何が必要?メリット・デメリットと成功事例を図解で解説!

学生起業をするには何が必要?メリット・デメリットと成功事例を図解で解説

この記事でわかること 
  1. 学生起業の特徴とメリット・デメリットが分かる
  2. 成功事例を通して成功しやすい学生起業のパターンが分かる

学生起業とは?

「学生起業」とは、「学生がみずから事業を起こす」ことを指します。学生が主人公のスタートアップになります。

自分たちが目指す世界観の実現のためにサービスを立ち上げたり、社会課題を解決するためのNPOを設立したりなど、形は多種多様です。

日本の学生起業の現状

上記レポートを見てわかるように、残念ながら、日本で「起業」をめざす学生の割合は世界と比べるとまだまだ少ないのが現状です。これは学生に限らず日本人は起業する人口が世界に比べて少ないといわれているので、日本社会全体の傾向として見ることができます。

学生起業のメリット

バーンレート(毎月の資金燃焼率)が少なく済む学生起業は、その分コストを事業やプロダクトに投資することができ、より早く成長していけるメリットがあります。また仮に失敗しても、学生起業はその「失敗」が就活では大きく評価されます。会社登記・事業成長スケールさせるための努力・経験は就活にも有利に働きます。

学生起業のデメリット

社会人経験が少なく、実績も無い学生では、民間金融機関から融資を受けることは難易度がかなり高いです。学生起業に挑戦するにあたって、融資を検討するのであれば、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」などであれば無担保・無保証で自己資金の約10倍の資金を調達することが可能です。

学生起業において大切なこと

学生というブランドを有効活用できるのも「学生」であるうちだけです。学生起業家というだけで、メディアの露出も増えたり、経営者の先輩方に会える機会など、さまざまな利点が多く存在す一方、そのメリットを行使できる期間はとても短いです。もし起業を本気で目指すのであれば、行動ファーストで準備をしよう。

学生起業でおすすめの準備

最近ではTwitterからの採用だったり、情報収集を行う人は当たり前になってます。学生のうちから限られた文字数の制限化で情報発信を行い伝える努力を習慣化すると、ビジネスコミュニケーションに活用できますし、事業や会社を知ってもらえる機会にもなります。SNSに力を入れていきましょう。

学生起業の成功事例

『① Taimee (タイミー』

一人ひとりの時間を豊かにするというビジョンをもとに立教大学経営学部4年の小川嶺さんが立ち上げた「すぐ働けてすぐお金がもらえるワークシェアリングサービス『Taimee』」は現在急成長を遂げています。2019年10月末には総額20億のシリーズBにおける第三割当増資により調達しました。

『② PoliPoli (ポリポリ)』

あなたの課題を政治家とみんなと解決するアプリ「PoliPoli」を通して、政治家と国民の距離を縮める新しいサービス。多くの自治体とのコラボもしています。代表の伊藤和真さんを筆頭に新しい社会へむけて奔走する大注目のスタートアップの学生起業家さんです。

学生起業家の卒業後の道

学生起業家の活動は、卒業とともに終わりを告げます。卒業後どのような道を歩むかは、会社のメンバーや取引先といった関係者のためにも早めに決めておくといいです。「経営者として事業を続ける・事業を売却・譲渡して就職する・別の事業を始める・就職し副業として事業を続ける」多様な道があります。

まとめ

今回の記事のまとめです。

学生起業とは「学生自らが事業を起こすこと」を指します。世界と比べると学生起業の割合は少ないのが現状です。

学生起業のメリットは「低コストで事業にチャレンジできる」ことです。デメリットは「融資などの資金調達」が難しい傾向にあります。エンジェル投資家やベンチャーキャピタルからの投資が現実的な資金調達方法になります。

卒業後の進路は「起業前」に決めておくことがおすすめです。

株式会社タチアゲ代表 青木
株式会社タチアゲ代表 青木

今回の記事が起業をお考えの学生さんに役立てましたら幸いです。